バンコクに於けるコンドミニアム最新事情
CBRE社から2023年第2四半期レポートが発表されましたので簡単に解説致します
【今年、ダウンタウンエリアで新しいプロジェクトを立ち上げる意向を様々な上場デベロッパーが発表したにもかかわらず、2023年第2四半期に立ち上げられたダウンタウンプロジェクトは1件のみでした。ほとんどのデベロッパーは依然として、ミッドタウン/郊外エリア、特に延長されたBTS、MRT等の交通機関沿線、または個人滞在と購入から賃貸の両方の需要を取り込むSCや大学の近く周辺の供給が目立っております。販売価額は300 万バーツ(1,200万円)以下が中心です。
ミッドタウン/郊外エリアのコンドミニアム市場は引き続きダウンタウンエリアに比べて供給が活溌で20件の新規着工がありましたが 前四半期比6.7%減、前年同期比23.0%減に留まっております。
2023 年第 2 四半期の概要ハイライトは次のとおりです。
バンコクで新たに発売されたコンドミニアムのユニット数は合計 12,172 ユニットで、前四半期比 3.8%、前年比 20.6% のわずかな減少でした。全体のうち、ダウンタウンエリアにあるのはわずか 4.5% (542 戸) であり、95.5% (11,630 戸) はミッドタウン/郊外エリアにあります。
– 新しく立ち上げられたプロジェクトの大部分は上場デベロッパーによるもので、最も多くのユニットを立ち上げた上位3社は Origin Property社、LPN Development社、AssetWise社 でした。
– ダウンタウンエリアで立ち上げられたプロジェクトは 1 つだけで、上場デベロッパーである Areeya Property のハイエンド プロジェクトでした。このプロジェクトはルンピニ中心部に位置し、30年間の借地権の案件です。】
当社では今後もOrigin Property社、AssetWise社等の優良住宅プロジェクトへの参画コンサル業務にも積極的に取り組んで参りますので是非お気軽にご相談下さい。
SHINYU ASSETS MANAGEMENT Co., LTD.
日本駐在顧問 津田 淳一 070-8381-1988